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帽子を、soraさんに

先日作っていた帽子ですが、いつもお世話になっている三島のsoraさんに置かせていただきました。
ご縁がありましたらご試着してみてください。

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Mサイズ(58cm)ですが、内側の調整ひもで少しだけ調節できます(小さくできます。大きくはできません)。

帽子を、soraさんに_a0213793_18050258.jpg

ブログをはじめて丸9年が経ちました。
帽子と布花作り、細々とではありますが、ありがたいことに求めてくださる方のおかげで続けられています。
10年目もマイペースでぼちぼちがんばります。


by vitablommor | 2020-06-12 18:15 | Comments(4)

落語のはなし

先月のことですが、会社員時代の友人たちとメールのやり取りをする中で、その中の一人がオンライン落語をやるという話をしていて、えっ、落語始めたの?!と驚きましたら、本人ではなく、高校時代の友人が落語家をやっていて、その人の落語をオンライン配信するイベントの事務局として関わっているということでした。

友人知人が落語家さん、という人、案外いるもんだな(私の友人で二人目)と思いつつ、落語家さんなんて『笑点』に出てる人くらいしか知らない私には耳馴染みのない方でしたが、生の落語って一度聞いてみたいんだよなあと、そういう興味はあり、この際聞いてみようかな、とまでは思ったのですが、何しろデジタルやらオンラインにやら疎くて。。。
チケットを買うところから、まず躓きまして、ZOOMを使って配信って話だったのですが、そのZOOMもダウンロードからしないといけないし、ああ、、、めんどくさい、となって結局聞かずじまいでした。

でもねえ、もうちょっと頑張って聞いとけばよかったなあ、って後から思った。なぜなら。
この2冊を読んだら、俄然、落語が聞きたくなったから。
落語のはなし_a0213793_09123699.jpg

例の一万円選書で選んでもらった中の2冊なんですが、11冊の中になぜか2冊も落語関連の本。。。なぜ?

『こっちへお入り』の方は、素人落語にのめりこむOLさんの話で、『ファイティング寿限無』の方は、二つ目の落語家さんが、売れるために何らかの”引き”を作ろうとプロボクサーになっちゃう話です。これがどっちも面白かったの!

『こっちへお入り』の主人公、江利は、仕事ではつかえない新人にイライラ、10年来の恋人とは馴れ合いみたいな関係になっていてときめきもなければ将来への展望もない、夢中になれる趣味もない、という少々やさぐれた気分のアラサー女性。もともと落語に興味があったわけでもないのに、友達が始めた素人落語の発表会をお義理で聞きに行ったら自分でもちょっとやってみたくなって、アマチュアの落語家さんが講師を務める素人落語の講座に参加するのです。
有名な『寿限無』から始まって、主人公がいろんな落語に触れていく話なので、作中にいくつもの落語がちりばめられています。『まんじゅうこわい』『粗忽の釘』『金明竹』『子別れ』『芝浜』などなど。。。

江利は噺にいちいち感情的に入れ込むタイプで、『大工調べ』では棟梁に肩入れし、『文七元結』では情けなくも身勝手な男たちに本気で腹を立て、柳家権太楼版の『佃祭り』で与太郎の涙に自分も大泣き。
そんな風に、落語の登場人物の気持ちに入りこんで、その生い立ちや背景まで考えていくうちに、自分の周りの人たちのことも、今までとは違う目線で見ることができるようになっていきます。

「思い通りに行く人生なんて、ない。誰もが、自分のバカさ加減に泣かされるんです。その繰り返しが人生じゃないですか。だから、噺の世界ではバカが立役者なんです。バカな考え、バカな行い、それゆえの泣き笑い。それがね、小よしさん。僕らがやってる落語ってものなんですよ」

読むうちに、江利と一緒に私も落語の魅力にのめり込みました。落語ってすごい、落語、聞きたい、と、思うようになってきました。


そして『ファイティング寿限無』です。

こちらは、落語で売れるのが難しい時代(コロナのちょっと前は落語人気も復活して、寄席にはたくさんのお客さんがいたと思うんですが、このお話はそれより前、バブル後くらい?で落語会が本気で低迷していた時代が舞台)に落語家になった若者が、『プロボクサーでもある落語家』として注目を集めようと目論んでボクシングジムに入ったら、意外にもそっちの方に才能があって、とんとん拍子にプロテスト合格。デビュー戦で華々しくKO勝ちを決め、期待の新人、『落語も出来るプロボクサー』として、マスコミからも大注目されながらボクシングでチャンピオン街道をばく進していくことになる、けれども、本人はやっぱり落語が本業だと思っていて、でもそちらの方はなかなかうまく行かなくて。。。。

こちらの方には落語の『噺』はそんなに登場しないのですが、本物の落語家さんが書かれた本だけに、落語界の(立川一門の?)雰囲気がよく伝わる一冊でした。
主人公、小龍の師匠の通夜の場面で、兄弟子や他の落語家さんたちのふるまいに泣いたわ。
文章のリズム感や切れが良く、登場人物もキャラクター付けがはっきりしていて魅力的で、盛り上がりや落ちも見事。そういう意味ではとっても落語的です。
ぐいぐい読める疾走感、読後感も清々しい。素敵なお話でした。


ちなみに冒頭にお話ししたオンライン落語の落語家さんは、この『ファイティング寿限無』の作者、立川談四楼さんのお弟子さんらしく。
意外な偶然に驚きました。読むのがもう半月早けりゃ私ももうちょっと頑張ったんだけどね。


東京アラートが発動し、まだまだ県をまたいでの移動ははばかられますが、コロナが落ち着いたら、本物の寄席に行ってみたいなと思いました。
あ、今はYouTubeなんかでも落語見られるのかな?でも多分、ライブの良さにはかなわないんだろうなあ~。



by vitablommor | 2020-06-03 10:20 | Comments(6)

一万円選書

一万円選書に当選しました!!
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と、言われても、ご存じない方にはなんのこっちゃ?ですよね。

北海道砂川市にある本屋さん『いわた書店』さんの2代目店主岩田徹さんが、注文者それぞれにおすすめの本を1万円分選んで送ってくださるという選書サービス、それが1万円選書です。詳しい話はこちらをどうぞ⇒

2年位前だったかな?たまたま見ていたテレビで、この一万円選書のことを知ったのです(NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』)。
番組では、お客さんからのお手紙のようなものをじっくり読んで、その方のことを考えながらお店の本を選ぶ店主さんの姿が放送されていました。

私の記憶が確かならば、お手紙にはお客さんご自身の抱えている悩みなどが、10枚近くにわたってびっしりと書かれていました。
それらにじっくりと向き合って、その人が今必要とするであろう本、これから先の人生に寄り添ってくれるような本を、と真摯に選書作業をされる店主の岩田さんの姿が印象的で、私も私のための本を選んでほしいなあと思ったのでした。

ただ、その時はすでに一万円選書サービスは大人気だったようで、現在は注文受付を停止しているとあり、なあんだ残念だなあと思いながら、その後は忘れていました。

昨年、ふと「そういえばあの一万円選書ってどうなってるんだろう?」となぜか急に思い立って検索したところ、現在は年に数回(去年は1回でした)の申込期間に限り注文申し込みができ、毎月の抽選で当たった人だけが選書サービスを受けられるという形式になっており、折よくその年1回の抽選受付がもうすぐ始まる、というタイミングでした。

もともと籤運はよくないし、まあ当たらないだろうけどダメもとで、と申し込んで、半年ほどたったころ、『一万円選書に当選しました』とメールが!!
私は「5月分の当選者」の一人に選ばれたようです。やったあーーーーー!!!

メールには『選書カルテ』なるアンケートが添付されていました。
・今まで読んだ本の中から印象に残っているものを20冊選んで書いてください
・あなたが「これだけはしない」と決めていることはありますか?
・上手に年をとれると思いますか?あるいは10年後、どんな自分になっていますか?
・何歳のときの自分が一番好きですか?
などなど。
このアンケートに答えていって、なおかつ、フリースペースに書きたい事を好きなだけ(できるだけたくさん)書くことで、岩田さんに自分の情報を預け、それをもとに本を選んでもらうわけです。
書くの、難しかったです。
心の中のことまで全部書くような、こんなの究極の個人情報じゃないか?と思って少し怖くもありました。でも楽しかった!

選書カルテをメールで送って待つこと約ひと月。
岩田さんからの丁寧なメッセージとともに、選書完了のメールが届きました。
そして届いた本がこちら
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全11冊です。
さて、岩田さんはどんな理由で、私にこれらの本を選んでくださったのでしょう。
そんなことも考えながら、今から1冊ずつ読むのが楽しみです。

一万円選書、本好きな方はぜひ申し込んでみてはいかがでしょう。
いわた書店さんのHPはこちらです⇒☆☆



ちなみに昨日に続いてこの記事も一回全部消えました。エキサイトめ!


by vitablommor | 2020-05-28 14:19 | Comments(2)

くだらない話を一生懸命書く

先ほど30分以上かけて書いたくだらない記事が『公開』ボタンを押した瞬間消えました。
なんで?くだらなさすぎたから?

悔しいのでざっくり要点だけまた書きます。
最初の話は、、、、なんだっけ?

スズメやカラスと比べて人間はツバメにだけ優しいよねって話と、なんで若い恋人のことをツバメっていうの?って話。

次は静岡大学馬術部の話。
コロナの影響で馬術大会の補助や乗馬クラブでアルバイトしていた馬術部部員のアルバイト代が入らなくなって馬の餌代が払えなくなり、このままだと馬術部で飼育している6頭の馬が殺処分されてしまうかもしれない、という記事が週末の新聞に載って、私もあわてて寄付をしたら、同じ思いで動いた人が大勢いたらしくあっという間に多くの寄付が集まり、馬は殺処分を免れましたよ、メディアの力ってすごいねって話と(寄付は静岡大学HPから引き続きできますので支援したい方はそちらから)
牛や豚は殺して食べるのに馬だけに優しいって、我ながら何なの?って思ったって話。
あ、なんなら馬刺しも食べるのに。この矛盾した行動・・・でも、その話をこどもにしたら「うん、人間、って感じ」って言われて、それな。って話。

あと、気付いたら最近独り言が半端なくなってきているという話。
子どものころ、街で独り言をぶつぶつ言いながら歩いている人って超やっべえ奴だと思って怖かったけど、気付けばそれ私じゃん!てなことになってます、って話。
ホントこれ気を付けよう。脳内ダダ洩れにもほどがある。
ネットで検索したら『独り言が多い』からの予測検索が『病気』『うつ病』でしたが、心は健康です。


最後は『ニュクスの角灯』って、手塚治虫漫画大賞を受賞した漫画、全然手に入らないのは何故だーーーー!
という話、でした。

要点だけ書くと、ほんとくだらない話ばっかりですが、
せっかく書いたのに消されたのが悔しかったのでまた書いてみたよ。
明日はもっとちゃんとした記事書きます(予定)。




by vitablommor | 2020-05-27 15:18 | Comments(2)

きたれ、バウハウス


きたれ、と言われたので、行きたくなって行ってきました。
ベランダから溢れそうな学生たちのなんと楽しそうなこと!この写真大好きです。
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バウハウス、ご存じでしょうか?
私もここ数年で知ったので、ご存じない方もいらっしゃるかと思います。
1919年、ドイツ(当時のワイマール共和国)に開校した芸術・工芸系の学校、と言えばいいかな?それがバウハウス。
第一線で活躍する芸術家や建築家たちが教師となって、才能ある学生たちを次々育て、その後の家具やグラフィックなどのデザインに大きな影響を与える名作たちを産んだことで有名です。
画家のパウル・クレーも、バウハウスの教師として教鞭をふるっていたんですって。これは私も今回の展示で初めて知りました。

少し見えにくいかもしれませんが、パイプを使ったこちらの椅子も、バウハウスのマルセル・ブロイヤーのデザイン。この形、見たことある方も多いのでは?
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そんなバウハウスの創立100年を記念した展示会が静岡県立美術館で開催中。コロナの影響で開催中止になるのでは?と心配しましたが(実際前半は休館だったのかも?)、なんとか開催できたようで。見ることができてよかった!
バウハウスへの『体験入学』をコンセプトとした展示だということで、楽しみにしていたのですが、いろいろな体験型の展示(授業で使われた『触覚板』など)は、コロナの影響で見るだけで触れず、少し残念でした。

とはいえ、展示全体は本当に面白かったです。
私はタイポグラフィや活版印刷の部分が特に興味を惹かれましたが、家具、家電のデザイン、織物、写真、舞台芸術、そしてもちろん建築など、多岐にわたるジャンルの展示それぞれが本当に見ごたえありました。
当時のバウハウス生のノートから見えてくる授業内容もとても面白そうで、体験入学してみたかったです(実際に入学したら絶対授業についていけない自信がある)。


素晴らしい才能を次々生み出したバウハウスですが、ナチスの圧政のために1933年に閉校してしまいました。

先ほどバウハウスはワイマール共和国で開校した、と書きましたが、ワイマール、と聞いて多分思い出すのが『ワイマール憲法』ではないでしょうか?

1919年、帝政ドイツ崩壊⇒ワイマール共和国の誕生に伴い制定されたワイマール憲法は、国民主権、議会制民主主義、男女平等など、当時世界で最も民主的な憲法と言われ、各国の憲法のお手本にもなった、と、社会科で習いましたよね。

そんな自由で民主的な憲法を持った国が、なんでナチスの独裁政権になってしまったのか、と言ったら、この憲法にあった『緊急命令発布権』すなわち国家の危機下では国家元首の権限を拡大し、人身や意見表明の自由、集会・結社の自由などの国民の権利を一時的に停止することが可能になるという条項を、ナチス政権が独裁横行のために使ったからということなんです。

数年前、麻生大臣が憲法改正の話に触れて「ワイマール憲法が、いつの間にかナチス憲法に変わっていた、あの手法を見習ったらどうかね」と発言したことを私は蛇のような執念深さでずっと憶えておりますが(あとから撤回したってなかったことにはならないですからね)、あれはこういうこと。
なので、そんな発想を持った同じ内閣で(内閣改造とかされててもただのマイチェンなので同じ内閣と言いました)今回のコロナで特別措置法って話になった時にはかなり緊張しました。
実際、今でも油断ならないと思っています。
コロナを恐れるあまり、今後、要請というレベルではなくもっと強制力を持った法律に、なんて話になることも考えられますが、そんなことを安易に許してはいけないと思っています。
国民の権利や自由を政府が制限できる、ってことがどんなにヤバいか、ナチスの例を見れば明らかですよね。
独裁政権、案外あっという間に誕生するときはするのです。油断してはいけません。私は自由がいい。権利は誰にも侵害されたくない。

そんなことまで考える予定じゃなかったのですが、展示してあったバウハウスの歩み(閉校後の教師たちのその後まで含めた)の年表を見ていたら、やっぱりこのことを考えざるを得ませんでした。

やっぱり若い人たちが、自由闊達に、新しいものをどんどん作っていくような、そんな世界がいいよ、きっと。
そう思いませんか?
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by vitablommor | 2020-05-26 09:45 | Comments(0)

普通

寺地はるなさんの『水を縫う』を読みました。
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寺地さんの本に繰り返し出てくるのは、世間でいう『普通』に対する違和感。
男だから、女だから、母親だから、もういい年だから、こういう風にするのが普通でしょ?という世間からの特に悪意のない《普通こうでしょ?》の圧に対していちいち抗うのはとても疲れる。疲れるから一応表面上合わせてみたり、サッとシャッター下ろしてみたりしながら、圧を避けて生きてる人は多いと思う。
たくさんの作品を通じて、そんな《普通》の圧に対して、別にそれは絶対じゃない、別に気にしなくていい、自分の好き嫌いは自分で決めていい、それを嗤う奴がいても、そんな奴の価値観に惑わされず自分で自分を認めてあげればいい、と言い続けてくれているのが寺地さんで、そのスタンスは木皿泉さんにも通じるところがあって、私はとても信頼を置いています。

男の子なのに手芸が好きで「女子力高すぎ男子」と言われ、クラスで少々浮いている清澄、「男は男らしく」なんて前時代的だと言いながらも「悪目立ちしてほしくない」「失敗させたくない」と先回りして子供に「やめとき」ばっかり言ってしまう母親のさつ子、「かわいい」を徹底的に忌避して生きている姉の水青、「いいお嫁さん」になるように育てられた祖母の文枝、それぞれが屈託を抱えていて、でも「きっとわかってもらえない」とも思っている。だけれども、彼ら彼女らそれぞれの屈託を、私は(そしてきっと他の多くの読者も)「わかる」「わかりすぎるくらいわかる」「わかってもらえないな、って思うことさえ含めてわかる」と思いながら読んでいて、あれ?じゃあ結局は、みんな本音のところでは案外分かり合えるってことなのかも??なんてことを思った。

<普通こうだ>とか<みんなこうだ>なんて、簡単に言う人いるけど、そんな普通とかみんななんて幻だよ、って思わずにはいられない。
人は自分が見たいものだけを見るものだから。

『水を縫う』は、《普通》とはちょっと違っているかもしれないけれど、でも、全然ふつうの、屈託を抱えたやさしい人たちが、すこしずつ自分らしく息ができるようになっていく物語。
とてもいいお話でした。



by vitablommor | 2020-05-25 10:26 | Comments(2)

Daily hat

また帽子を作りました。
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このタイプの帽子の作り方、帽子教室に通っていた時に習ったのですが、まず、帽体といわれる材料に霧吹きで水を吹いて湿らせたものを木型にかぶせます。
サイズ元(かぶり口)の部分をひもでぎゅっと固定したら、帽体が木型から浮かないように押さえながら端をぎゅうぎゅうに引っ張って木型ぴったりに沿わせ、綿の布を霧吹きで湿らせたものを当てながらアイロンをぎゅうぎゅうかけます。

ここまでが本当に力技で。

サイズ元が緩んだりずれたりしないよう、紐は完全に緩みなくぎゅんぎゅんに引っ張らないといけないし、帽体が木型にピタッと沿うようにするためには帽体をもって(破れない程度に)ぐいぐい引っ張らないといけないし、アイロンの当て布は片方をおなかで固定、もう片方をぐぐーっと引っ張りながらぴたーっと密着させないといけない。

帽子の先生、普段は穏やか~な方なのですが、このときばかりは「スポ根か?」っていうくらい厳しく熱血指導になり、「まだ緩い。もっとぎゅうぎゅう引っ張って!」「当て布は腹で押さえろって言ったでしょう?!」「もっとぎゅーっと絞って持つ!しっっかりアイロンするのよ!」と何度も何度も檄を飛ばされたものです。
私の恩師。懐かしい~。(ちなみに普段は穏やかですが、穏やかかつかつきっぱりと、「うん。全部ほどいてやり直して」とか言われる方でした^^;)

作るたび、先生を思い出しながら、とにかくぎゅうぎゅうやってます。あれこれ力を入れて引っ張りすぎて手の皮やぶけそうです。続けて何個も作ると親指の爪のあたりがめちゃ痛くなる。
材料も在庫が尽きたので、今年はこのタイプの帽子はこれで最後かな?

ちなみに上の写真はリボンの長さがまだ定まってないときのもの。
リボンのしっぽをたら~んと長く伸ばすのが好きでよくやりますが、今回の帽子は熟考の末、やや短めにすることにしました。
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リボンの色は黒に近いけれど黒ではない、温かみのあるグレーです。
よくある感じの、普通の帽子ですね。

いろんな帽子作家さんが、オリジナリティあふれる個性的な帽子を作られているのを見ると、「ザ・作家!」って感じですごいなあ~と思うし、自分、普通でお恥ずかしいですって気持ちになることもあります。いろんな形の帽子を作るにはそれに応じた技術も要るし、それぞれの形に対応した型(注文生産の木型だったり、作家さんによっては自身で型を作られる方もおられます)が必要で、私にはとても出来ないので。

でも、実は結局のところ、私自身がかぶりたい帽子は普通の帽子だったりします。
日々、ユニクロや無印の服を着ている私が、その服装のまんまかぶって違和感なく、それでいてちょっとおしゃれに見える帽子。
普通に毎日かぶれる帽子。
デイリーウェアの帽子版、デイリーハット。
それでいいかな。と思う現在です。
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帽子のタグはブランド名の《blanca》の上に、Daily Hatを意味する<chapeau quotidien>の文字を入れています。

blanca*の、日常服ならぬ日常帽。
ご縁がありましたら、かぶってみてくださいね。




by vitablommor | 2020-05-22 13:54 | Comments(2)

帽子を作りました。

忘れかけていましたが(嘘ですよ)わたしは帽子を作る人でした。

今年の春は案外寒さがいつまでも抜けなかったり、春らしい行事も何もできなかったし、ゴールデンウィークも何をするわけでもないのにただ単に休みばっかり続くのって苦痛でしかないね(主婦業は休みないし。却って気が抜けない)と思いながら過ぎていったしで、なんとなく気付くの遅れましたけどもう5月も中旬、初夏ですよ。
今日は東京では30℃を超えるかも?という予報ですね。
暑い。紫外線は肌と髪の敵(でも健康上は浴びることも大事!)。帽子がいるわ。作ろう。作りました。

帽子を作りました。_a0213793_08384522.jpg

最初、黒い縁取りで共布の細リボンにしようと考えていたのですが、やってみたらまるで絵本のマドレーヌちゃんの帽子でした。かわいいけど、大人で似合う人はものすごく限られる!
縁取り布は先に縫い付けてしまったので、今更変更したくない。思い切ってクラウン部分全体を覆うほどの幅広ベルトにしてみたら案外大人っぽくなりました。あえてリボンにしなかったところがポイントです。
これは自分用ですが、販売用も作ってみようかな。
販売、できる日は来るかしら?

早くコロナ落ち着いてほしいですね。
ともかく暑くなってくるとマスクが辛い。。。これ以上暑くなる前になんとか頼みます。




by vitablommor | 2020-05-11 08:38 | Comments(0)

当世マスク事情

なんで今年なの?!って思うのですが、花粉症を発症しました。
まあ程度は軽くて、朝起きてしばらくくしゃみと鼻水が止まらないとか、風が強い日は時々目がかゆいとか、そんな程度なんですけど、今年はマスク不足じゃないですか?最近はドラッグストアで見ることも増えてきたけど、1枚100円くらいする値段設定もザラ。昔は60枚800円くらい(もっと安かったかも?)で買えていたのに。高騰っぷりがヒドイ。なんで今年なの。。。

布は家にたくさんあるので手作りマスク?とも思ったのですが、特に楽しい作業でもないのでモチベーション上がらず。
いろんな布マスクをしている人を見るけど、おしゃれを意識したかわいい柄とかレース素材とかが、パンツっぽく見えて気になって仕方ない。
あと、不織布マスクだと気にならないのに、布マスクが顔の大きさに合ってないのはなぜか気になってしまう。小さいと顔が大きいのを強調するようで嫌だし、大きければいいかというと、それはそれでもっさりして見える。決して小顔には見えない。あれ不思議ですね。
そんなこんなで、せっかく作っても自分でつける気にならなかったら嫌だなあ。。。と思って、使い捨ての不織布マスクを洗って使ったりしていました(不織布マスクは洗うとフィルターの効果がなくなるので本当はダメだそうです)。

そんな中、polka dollops さんが販売されたマスクの型紙が、フェイスラインがシュッとして見える、という触れ込みだったので、気になって作ってみました。
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こちらの画像はpolka dropsさんの販売ページ(リンク先⇒☆☆☆)よりお借りしました。

テレビで小池百合子さんのマスクを見ていて、「ちょっと大きいよな~。頬っぺたのところの布をちょっとつまんでみたら顔にフィットしそうなのにな」って思っていたのですが、このマスクはそんな感じ。頬の下の方に一か所タックが入っていて、それによってフェイスラインに沿う形になっています。
着用画像はさすがに載せませんが、実際つけてみると、いい感じに輪郭をシュッと見せてくれます。
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サイズを迷ってMとLの両方を作ってみましたが、私の場合、Lは少し大きく、Mは少し小さかった。
顔がでかい、というお悩みを特にお持ちでない女性の方ならMがちょうどいいかと思います。

マスク、うっとおしいですが、化粧しなくてもマスクで隠れるのは楽でいいですね。しかもゆるんだフェイスラインがシュッと見える。

中国の工場が稼働を再開したそうで、今のマスク不足ももう一月もすれば解消されるかな?と期待しています。
そのころには花粉の季節も過ぎるし、コロナもだいぶ落ち着いているかな?と、思いますが。
それまではこちらのマスクを活用していきたいと思います。




by vitablommor | 2020-05-07 09:41 | Comments(0)

おすすめの本

本日2つめの記事です。
お時間ある方はよかったら前↓の記事も読んでください。

最近はまっている寺地はるなさんの本
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おすすめの本_a0213793_11365827.jpg
『ビオレタ』がデビュー作、『希望のゆくえ』が最新作です。

私が最初に読んだのは『夜が暗いとはかぎらない』 これでハマりました。
あかつき町という大阪郊外の小さくも大きくもない街を舞台に、その街に暮らすさまざまな人々を描いた連作短編集です。
『夜が暗いとはかぎらない』って、印象的なタイトルですが、表紙をめくって一番最初にあるお話のタイトルは『朝が明るいとはかぎらない』です。

《朝が明るいとはかぎらない。それでも私たちは、今日のこの一日をなんとか乗り切らなければならないのだもの》

物語に登場する人たちは年齢も性別も様々で、それぞれが切実な悩みを抱えながら、でも、一日一日をなんとかしのいで生きている。
日常の暮らしの中で起こる小さなさざ波の繰り返しの中で、心無い言葉に傷つけられたり、思いがけない言葉に救われたり、教えられたり。
立場の違う他人の思いがわかるようになったり、わかってなかったなってことがわかったり、一生懸命やったことがちゃんと伝わっていたんだと嬉しくなったり、自分の言動を後悔したり、その後悔を糧に少し成長したり。
普通の人たちの、愛しい日々が綴られています。
私は<はこぶね>と<バビルサの船出>が特に好きでした。


下の写真の『わたしの良い子』もまた、特別に好きな作品です。

寺地さんの作品を読んでいると、男だからこうあるべきとか、女はこうでないといけないとか、他人にどう思われるかとか、誰かの期待に応えなきゃとか、正しいとか間違いとか、そういうことどうだっていい。ただ自分が本当に好きなもの、大事にしたいものは何なのか、それだけ間違わないで生きろ、と背中を押されているような気がするのです。

書影がないのですが『大人は泣かないと思っていた』もまた、いい。

寺地作品に最初に触れるならばこの3作が特におすすめです。




by vitablommor | 2020-05-06 12:15 | Comments(0)