<< ひとまず「元気ですよ」という話 リスペクト >>

春の嵐と卒業式

私が高2の春のこと、卒業式の前日は在校生総出で大掃除をすることになっていました。大掃除の時間は放送部がBGMを流すのが恒例。教室を箒で掃いていたら流れてきたのが尾崎豊の『卒業』でした。
その時代にこの曲がすごく流行っていたのか、それとももっと前に流行っていて私が知らなかっただけなのか、どちらかわかりませんがとにかく私はこの時までその存在を全く知らず、箒を動かしながら初めて聞く歌を聞いていました。
『行儀よく真面目なんてできやしなかった』
『夜の校舎窓ガラス壊して回った』
行儀よく真面目な女子高生だった私は「えー?ダメじゃーん」って思ってちょっと笑いました。

放送委員の人がファンだったんでしょうね、『卒業』は掃除の時間中、エンドレスリピートで何度も何度も流れました。
『信じられぬ大人との争い』
『逆らい続けあがきつづけた 早く自由になりたかった』
『この支配からの卒業』
行儀よく真面目な女子高生だったので(2回言った)、この感覚に共鳴はできませんでした。
とはいえ私だって大人(先生とか親)に対する反発を感じることは多々ありましたし、大人って理不尽だなと思って怒りに震えたことも何度もありました。
でもね、行儀よく真面目な女子高生としてはどうしても
『この支配からの卒業』って、親がかりで学校行かせてもらってる立場で何言ってんだこいつ、甘いんじゃ!
とついつい思ってしまいました(ファンの方すみません)。

その後、大学である先輩が
「私たちみたいにある程度優等生でやってきた人間にはさあ、尾崎は本当には理解できないんだよ」って話をしていたのを偶々聞いて、なんだか納得。
言ってみれば行儀よく真面目に「できちゃう」私みたいな人には、「できやしない」彼らの渇望やら欠落やら苦悩は想像できないし、理解もできないのでしょう。私のモノサシでは測れない世界があるのだな、と思いました。
『盗んだバイクで走りだす』って聞いちゃうと「盗まれた人が気の毒~」ってすぐ思っちゃいますしね。
まったく感覚の違う人たちと、同じ地平で生きている、ということを知った最初の体験だったかもしれません。

卒業っていうと思い出すエピソードです。


今日はコドモの卒業式の予定でしたが、暴風警報によりまさかの延期になりました。


昨日は西日本で大荒れだったそうですが、明日からは北日本や北海道で大荒れになる予報のようです。
みなさまどうかお気をつけてお過ごしください。




[PR]
by vitablommor | 2018-03-01 13:56 | ひとりごと・日常 | Comments(2)
Commented by 月tsuki at 2018-03-02 20:57 x
blancaさん、今日卒業式だったかな?
おめでとうございます。
我が家の長女は、昨日卒業式でした。
blancaさんのコサージュを髪に、式に参列しましよ。
いつ見ても、blancaさんのコサージュの完成度は素晴らしい。
私も、受験がひと段落したらモノヅクリを再開したいなと思っては
いるのですが、老眼がぁ。涙。

blancaさんは、毎日のように読書されているから、
きっとパッと細かい字が見えるんだろうなぁなんて想像しております。笑
Commented by vitablommor at 2018-03-04 12:36
> 月tsukiさん
2日が卒業式でした。ありがとうございます。
月さんのお嬢さんもご卒業おめでとうございます!
晴れのお式にコサージュを使っていただいたなんて感激です♡
そうそう、受験が終わって落ち着かないと、ものづくりに気持ちが向きませんよね~。
神仏に祈ってなんとかなるなら五体投地でもなんでもしたい。このキリキリする季節、早く(希望が叶う形で)終わってくれ~~~、って思います。
そんな現実から逃げるように本を読みまくっているのです^^;
老眼は私もですよ~。近眼でもあるのでホントややこしいです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< ひとまず「元気ですよ」という話 リスペクト >>