帽子のお手入れについて
2016年 05月 20日
今年の春はペーパークロスのハットをよく作っています。こんなやつね↓
そもそもとして帽子はお洗濯には適さないアイテムです。
今はざぶざぶ洗える帽子、というのもあるみたいですが、ほとんどの帽子は洗って脱水して乾かして・・・とやっている間に型崩れしてしまいます。素材によっては縮んでしまってもう入らない、なんてことも。
ちなみにこのペーパークロスも水洗いすると結構縮みます。洗わないでくださいね。
どの帽子にも言えることですが、一日かぶった帽子は汗などの湿気を吸いこんでいるものです。家に帰ったら風通しのいい場所で陰干しして、汗を乾かすこと。そして靴と一緒で、毎日連続してかぶらないことが長持ちの秘訣です。お気に入りをいくつか持って、ローテーションさせられるといいですね。
さてところで、大抵の帽子の内側には、スベリやサイズテープと呼ばれるテープ状のものがくっついていますね(一部ついていないものもあります)。
汗やファンデーションなど、汚れが一番気になるのは、この部分ではないでしょうか。
ここの部分にファンデーションがついた場合、ついたばっかりの粉っぽい感じの時は歯ブラシなどでささっとこすってみてください。それで取れないときは、固く絞った布で拭いてください。
ファンデーションがついていなくても、帽子を脱いだ後に固く絞った布でテープ部分をさっと拭いてから乾かすようにすると、汗で潮を吹くのを防げます(毎日でなくてもかまいませんが、よく汗をかく人はこまめにやった方がいいかも)。
大分放置してしまってそんなもんじゃ取れないよ~、というときは、薄めた洗剤液に布を浸して拭く(サイズテープの裏側に乾いた布を当てながらポンポンと・・・)というやり方もあります。が。
面倒ならテープごと取り替えてしまうこともできます。
このサイズテープ(スベリ)は、帽子作りの最後の工程でつけるものなので、取り換えも以外に簡単なのです。
ミシンがあってちょっと縫うくらいできる人なら、ご自身で手芸店に行かれて「帽子サイズテープ」を買ってきて取り替えることができます。サイズテープは大体200~300円くらいで売っていると思います。ものによってはもっと安いかも。
ミシンがなかったり、ミシンがあっても自分でやるのは時間や自信がない・・・という場合は、ご連絡いただければ付け替えいたします。(私が作ったものに限ります。)
ハンドメイド品でなく普通にお店で買った帽子の場合も、帽子専門店で交換を受け付けてくれるところもあるようです。
ちなみに普通の布の帽子(型入れしていない、縫って成形してあるもの)の場合、どうしても汚れが気になった時は、汚れが気になる部分を丁寧に手洗い(押し洗い)し、中にタオルなどをつめた状態で形を整えて陰干し、後にスチームアイロン、という方法で洗っていただくことは可能です。
でも縮みや型崩れのリスクはやはりありますし、乾くまで時間かかるし、帽子のクラウン部分(頭にかぶる部分のことです)のアイロンはかけにくいし、結構大変です。なのでこれもなるべくなら洗わないで、サイズテープがついているものであれば同様のお手入れをおススメします。
夏によくかぶられる麦わら帽タイプの帽子や編んで作られた帽子に関しても洗濯絶対NGです。
こうやって色々書いてしまうと、帽子って手入れが面倒だなあ~・・・とうんざりされるかもしれませんが、
1.かぶった後は風を通す
2.毎日同じ帽子をかぶらない
この二つだけ守っていただくと、それだけでも大分ちがってきますので、お試しくださいね。
ちなみに私もほぼこれくらいしかやってません。
これから帽子シーズン本番です。
どうぞお気に入りを長く使っていただけますように。
by vitablommor
| 2016-05-20 09:45
| 帽子
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