カテゴリ:本・CD・DVD( 127 )

中毒性ミュージック

この間友人を車に乗せた時に米津玄師の曲を流していたら、「おお~、若者(みたい)だ」という感想をいただきました(笑)。

今年の夏から秋にかけて、DAOKO×米津玄師の『打上花火』(パッと光って咲い(っ)た~♪ってやつです)がロングランヒットしたことで一躍有名になった感がありますが、若者の間ではボーカロイド曲を作る「ハチ」という名義で既に超有名人だったそうです(コドモから聞いた話)。
気になるからちょっとアルバムレンタルして聴いてみよう、と思っていたら、既にうちのPCに入っていました(コドモによって)。

新しく出たアルバムもレンタルしてきて早速ipodに入れました。

BOOTLEG(映像盤 初回限定)(DVD付き)

米津 玄師/SMR


ボカロっぽいというか、アニメ音楽やゲーム音楽っぽい?スピード感があってちょっと癖のあるメロディラインが特徴的。でも、素直に綺麗なメロディのバラードもあり、よく聞くとどこかわらべ歌や祭囃子を思わせるようなアレンジもあって、いつの間にかなんだかくせになる、脳が変な痺れ方するような、中毒性のある音楽(個人的感想)。
かな~り気に入ってしまいました。

で、最近知ったのですが、「米津玄師」は「よねづげんし」ではなくて「よねづけんし」って読むそうです。





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by vitablommor | 2017-12-07 13:57 | 本・CD・DVD | Comments(0)

11月読書記録(2)

繊維腫の手術、抜糸も無事終えました。傷も順調に回復中です。
縫合の糸が切れて傷が開いてしまわないように、しばらくの間肘をあんまりギュッと曲げないようにと指示されていたのですが、肘を曲げないって無理だよね。でもやっぱり曲げると糸が引き攣れる感覚があったので、できるだけ気をつけてはいました。

だからってわけでもないのですが、手芸関係はここのところ全部お休みにして、本を沢山読んでいました。
いくつかご紹介します。

実録☆わたしの魔女修行 (コミックエッセイの森)

木丸みさき/イースト・プレス

魔女修行っていうから、どんなことをしたのだろう?と思って読んでみたのですが、魔法の杖は公園で拾ってきた枝で手作りだし、第三の目を目覚めさせる修行としてやっていることが炊飯釜の中に水を張ってそこをじっと見つめる、だったり。なんかほっこり。
そもそも幼少期にアニメでやってた魔法のプリンセス「ミンキーモモ」に憧れていた作者が、「何かスピリチュアル系のマンガを描きませんか?」というお仕事のオファーを受けて、それなら魔女かな?と言う感じで、ネタとして始めた魔女修行なので全体としてゆるい雰囲気です。
修行っていうよりも、魔女裁判やペンタグラム(五芒星)などについて調べたことを通じて「魔女って何?」について作者の考えたことが描いてある漫画で、その点ですごく面白かったです。
フロイトとユングの「夢判断」「夢分析」からの無意識についての考察もわかりやすくてよかった。

思えば私も魔女には憧れたものです。今でも憧れます。何らかの特別な能力!それも生まれ持った能力!努力要らず!羨ましい!


それでいい。:自分を認めてラクになる対人関係入門

細川 貂々,水島 広子/創元社

何か特別な能力を求めてしまうのは、結局自分に自信がないからなのかもしれません。
『それでいい。』は、自らを「ネガティブ思考クイーン」と称する細川てんてんさんが、縁あって対人関係療法の第一人者、水島広子さんと出会い、『ネガティブ=ダメなこと』という思い込みから脱却し、今の自分を許して「これでいいんだ」と思えるようになるまでの過程を漫画にしたもので、水島先生のコラムとともに対人関係療法についてのわかりやすい解説書にもなっています。

水島広子さんの本はどれも論旨が明快で読みやすいのですが、対話形式のマンガになることでさらに理解のハードルが低くなる感じ。
自分の中の困った感情や周りの困った人に振り回されない心の持ち方、コミュニケーションの取り方についてのコツも教えてくれています。


([し]10-2)ジェーン・スー 相談は踊る (ポプラ文庫)

TBSラジオ「相談は踊る」(編集)/ポプラ社

明快、っていうならこちらも明快。TBSラジオ「相談は踊る」に寄せられた相談と回答をまとめた『ジェーン・スー 相談は踊る』
ジェーン・スーさん、過去に2冊ほど読んだことがあって好きなんですが、相談-回答形式の本って一回読んだら終わりじゃない?って思って買うのをちょっと躊躇してました。でも買ってよかった。面白いです。

ジェーン・スーさん、とても頭の良い女性で、喋りのキレも最高です。相談は「アイスの木の棒の味が嫌い」というようなどうでもいいものから「いじめられた記憶がずっと抜けずに苦しい」という深刻なものまで多種多様なのですが、それぞれの相談と相談者に対する距離の取り方が絶妙。
自分の経験や友人を見ていて思ったことなどから培われた、地に足の着いた回答、血の通った言葉での回答は、何度読み返しても飽きない良質なコラムにもなっています。これらが生放送内での相談で、事前に知らされて回答を考えておけるものではないということにも驚かされました。
論旨が明快でちゃんと喋れる人って憧れる。私、ちょいちょい話の着地点を見失うので・・・。


他に読んだ本はこんな感じ↓ どれもよかったです。
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『宇宙兄弟』『夜廻り猫』では泣きました~。




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by vitablommor | 2017-11-27 09:31 | 本・CD・DVD | Comments(0)

11月読書記録

備忘録として。
よろしければお付き合いください。

今日の人生

益田ミリ/ミシマ社

なんとなく、軽く読める本が欲しいなって時に、益田ミリさんの本をよく手に取ります。
シンプルなコマ割(基本4コマが多い)に、背景もほとんどないシンプルな絵。内容も読みやすくて、そこはかとなく可笑しかったりしんみりしたりするので好きなのです。

この本もそんな感じで、何か軽く読みたいと思って買い、期待通りの読み心地でよかったのですが、いつもシンプルな絵が、ますますシンプルになりすぎているのがちょっと気になりました。
だって主人公(自画像)以外のキャラが結構な割合で棒人間なんですよ~。あの、頭が『〇』、体が『|』、手足が『/』の超シンプルな人間の記号。
ただの通行人やその他大勢の人じゃなくて、主人公の会話相手だったり、そのエピソードの肝になる会話をしている人が棒人間。
別に棒人間でも話は分かるのですが、プロの漫画家さんがお仕事として描いた漫画でそんなのアリ???って、そこだけはちょっと不満に思ってしまいました。


わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)

カズオ イシグロ/早川書房

で、そんな感じでいいんだったら私でも描けちゃうじゃん、という不遜な思いもあって、書いてみたのが前記事のエッセイ風漫画。
そしてそこで「前の(に読んだ)作品の方がよかった」ってぶちぶち言ってたのは、実はこちらでした。
といってもこの作品も面白くなかったわけじゃないんです。十分面白かったんですが、色々と「んんん?」と感じるところがあって、私の好みとしては『日の名残り』の方がよかったなという感想だったんです。
こちらの作品の方が好きだって言ってた人も知ってますし、これはこれで、冒険譚としての面白みがありました。

カズオイシグロ作品に通底するテーマは「記憶」なんだそうですが、「記憶」って時を経るとどんどんあやふやになったり、別の記憶と混ざったり、いろんな意味が加味されてしまったり、美化されたりと事実とは異なるものに変わっていきますよね。
この作品を読んでいると、そういう、あやふやな記憶の中を歩いている感じがしました。
たま~に、すごくストーリー性のある夢を見て、「夢の中ではすごく辻褄が合ってたんだけど、目が覚めてみると色々変だよね」って、起きてから夢を反芻する時あるでしょう?あの感じに似ているような。
でも割とさらっと読んでしまったので、深く読み込めばまた違う感想を持つかもしれないです。


ずるいえいご (日経ビジネス人文庫)

青木 ゆか,ほしのゆみ/日本経済新聞出版社

先日鎌倉に行った帰りに、大船駅での乗り換えに30分以上の待ち時間ができて困った時に、駅構内の本屋さんで買いました。
中高と英語は苦手中の苦手科目で、「私が大人になるころには自動翻訳機ができているに違いない。英語なんて勉強しなくてもきっと困らない」と嘯いて勉強から逃げていましたが、今もういい大人になって、実際英語ができなくて困る場面もほとんどないような生活をしていても、やっぱりどこかで英語が話せる人への憧れがあるのですね。むむぅ、なんか悔しいな。

英語が得意だと思って高校でイギリス留学をして、そこで全然喋れずに撃沈した著者が、その後懲りずに留学したアメリカで、同じ日本人留学生の使っていたシンプルな英語に触れて「こんな簡単な単語だけで喋れるんだ!」「難しく考えることなかった!単語なんてそんなに知らなくてもいいんじゃん」と開眼。中学程度の単語力でも英語は喋れるよ、というのを描いた漫画です。
後半は日本語→英語の言い換えエクササイズのページもあって、これは、来年から留学するという友人の娘さんに役立ちそう。薦めねば!と思って強引に貸し出しました。感想どうかな~?
なかなかの良本なのではないかと思います(英語喋れない人間の言うことではないかもしれないけど)。


お話はよく伺っております (文春文庫)

能町 みね子/文藝春秋

バスや電車や喫茶店などで近くにいる人たちの会話って、たまに面白いですよね。
単独行動が多いので、そういうときはついつい他人の会話に聞き入ってしまいます。
能町みね子さんが、そんな風に街中で耳にした他人の会話を蒐集し記録し、そこからたまにその人たちの関係性などについて妄想を繰り広げたりしているのがこの本です。
同じ趣味嗜好の人の話を聞いているような面白さがありました。素直に面白かった。

あと、ちなみにですが私は神社の絵馬と七夕の短冊鑑賞も趣味でございます。


本日は以上。
お付き合いくださり、ありがとうございました。







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by vitablommor | 2017-11-15 10:09 | 本・CD・DVD | Comments(0)

風邪の準備

週末は台風が来ると言われていて、しかも風邪気味で鼻がつまって頭もぼんやりして怠かったので、これはもう、週末はごろごろごろごろしてすごしてやるぅ・・・と決め込んで、金曜日は簡単調理の味方となってくれそうな食料品と本を買って帰りました。

「あ~、なんだか怠い。風邪かも?明日は寝て過ごすことになるかも?」となった時の対策はひとそれぞれかと思いますが、私の場合はビタミンCが摂れる食品と本を買うことが多いです。

今回買った本はこちら

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

カズオ イシグロ/早川書房

ふ。私をミーハーだと笑うがいいさ(自嘲)

ノーベル文学賞を獲るまではどこの書店にもあまり多くの在庫はされてなくて、受賞した途端に全国の書店が大急ぎで大量発注したものだから出版社も在庫切れで大騒ぎになったらしいカズオ・イシグロ作品。
先週の金曜日には、本屋さんの目だつ場所に文庫全作品平積みで並んでいました。もう在庫切れ騒ぎは収束したようですよ。


『わたしたちが孤児だったころ』と『日の名残り』、どちらを買うか迷ったのですが、体調のことも考えてページ数の少ないこちらを選択。
雨の休日にまったり読むのにぴったりでした。

英国貴族に長年仕えた老執事が、新しい主人に与えられた数日間の休暇を利用してドライブ旅行をしながら過去の出来事を回想する・・・お話としては大変地味です。
でもすごくよかった。
面白かった。ではなく、よかった。というほうがしっくりきます。


次は『わたしたちが孤児だったころ』を読んでみるつもりです。




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by vitablommor | 2017-10-30 09:56 | 本・CD・DVD | Comments(0)

夢の寝落ち空間

昨夜、寝る直前のテレビで見たのですが、東京には大きな本棚と同じスペースにベッドルームがあって、本をベッドに持ち込んでそのまま寝落ちできる『泊まれる本屋』があるらしいです。

何それ!?夢の空間じゃん!と思って調べてみました。

  
「泊まれる本屋」がコンセプトのホステルだそうです(本屋じゃなかった)。
テレビで紹介していたのは浅草でしたが、池袋など都内に4店舗あるらしい。ああ東京っていいな。
ベッドが本棚の下というか奥というか、そういうところにあって、洗面所やシャワールームは共用、まさにユースホステル?(泊まったことないけど)みたいな感じですが、写真で見る限りは清潔感があって、女性も利用しやすそうです。
ベッドルームの仕切りがカーテンしかなさそうなのがちょっと気がかりですけど。もう若くもないので大丈夫だろう。宿泊料金も安いし、いつか利用してみようと思います。


インスタグラムでも紹介しましたが、この本、評判にたがわずよかったです。

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

西原 理恵子/KADOKAWA


思春期まっただ中~自立の一歩手前の女の子にも、もう自立していますの女性にも、子育て中のお母さんにも、それから男の子にも、おすすめ。
苦労して生きてきた作者は、生きていく事に対する覚悟が違う。こういう人の信念を持った言葉には力があります。

お母さん方、子どもが巣立ちの時を迎えたら、その時の母親なんて「元彼」みたいなものなんですってよ。すがるべからず。
深く心に刻みましょうね(ToT)




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by vitablommor | 2017-10-25 10:21 | 本・CD・DVD | Comments(0)

子どもの本 大人の本

十歳までに読んだ本で、今でも心に残るものってありますか?
一冊挙げるとしたら何?

十歳までに読んだ本

西 加奈子,益田 ミリ,棚橋 弘至,杏,ミムラ/ポプラ社


作家、ジャーナリスト、女優、プロレスラーなど、いろんなジャンルの人たち(といっても圧倒的に作家が多いけど)が、そんな話を書き綴ったのがこの本。
私も子どもの頃から本好きだったのですが、親に本を買ってもらったことはほとんどなくて、田舎育ちで町に大きな本屋さんもなかったので、子どもの頃読んだ本はほとんどが学校の図書室にあったものでした。
我が小学校図書室は本当に小さくて蔵書数も少なく、世界名作全集的な物はあったけれど、かの有名な『モモちゃんとアカネちゃん』も『大どろぼうホッツェンプロッツ』もなかったため、これらの名作を読んだことのないまま大人になりました。

そういえばこの本では紹介している人がいなかったけど、有名な『ナルニア国物語』も20歳越えて初めて読んだのだった。

恩田陸さんの『夜のピクニック』で、登場人物の一人が『ナルニア国』を高校になってから読んで、「これを小学生の時か、せめて中学の時に読んでいたら、この本は絶対に大事な本になって、今の自分を作る何かになっていたはずだった。タイミングを外して悔しい」って話をする場面があるのですが、そういう本ってありますよね。児童書でもなんでも、良書は何歳で読んでも良書だし、本はいつでもあってくれるものですが(絶版になるものもあるけど)、やっぱり子どもの頃にしかできない読み方、子どもならではの感じ方ってあるから、出会うべきタイミングでその子にとってちょうどよい本と巡り合えると言うのはとんでもなく幸福なことであろうと思います。

今の子どもはゲームがあったり習い事をいっぱいしていたりで、本に触れる機会が減っていたりするのかな?
もちろんゲームも習い事も全然悪くないですが、現実の生活が苦しくなった時に、本の世界があるってことを知っていると少し助けになると思うんだよなあ。またこれも引用になりますが『海街ダイアリー』に、子どもの頃学校でいじめられて、誰にも見つからないように地図にない場所に逃げたいと思ったという主人公のいとこのエピソードがあるんだけど、本の世界ってまさにその『地図にない場所』ではないかと思うのです。

「子どもに本を」っていう言葉には、どこか教育的配慮というか、国語教育の一環的な臭いが付いちゃってる気がするけれど、子どもと本の繋がり方ってそういう感じじゃない。ごはんがおいしくって食べるの止まらないみたいに、喉が渇いた時にごくごく水を飲むみたいに、浴びるように沢山の本を読めばいいのにと思う。その楽しさと幸福感を知っているから、役に立つとか立たないとかじゃなくて、こんな面白いものがあるんだよー!って、おいしいものをすすめるみたいな気持ちで、「子どもに本を」って言いたいなと思いますし、子どもと本に関わる人にはそういう気持ちでいてほしいな~と思います。



そして大人になって初めて分かる本もあるのよ。

ワカコ酒 1巻

新久千映/ノース・スターズ・ピクチャーズ


知らなかったけど、ドラマにもなっているんですね~。
お酒あんまり強くないんですが、仕事終わって一杯飲んで『ぷしゅー』って満足の吐息。たまらん。
今は女性の一人呑みも珍しくなくなってきているんでしょうね。落ち着けるお店で、自分のタイミングで好きなおつまみとともに『ぷしゅー』、憧れます。「誰も待っている人がいないと言うのは幸福の一つのパターン」だと、これもまた別の本に書いてあったなあ。。。


読書の秋。ですね。



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by vitablommor | 2017-10-18 09:35 | 本・CD・DVD | Comments(4)

いまの流行り

たしかアメトーークの読書芸人特集だったと思うんだけど、オードリーの若林さんが、新書には一定の流れがあって、例えばある時「ポジティブシンキング」の本が売れると、同じようなポジティブシンキング系の本がどどっと出てくるんだけど、それからしばらくすると必ず「ポジティブシンキングなんてするな」っていう、前の流行を否定するタイトルの本が出てくると言ってました。

最近の流行はこれ系↓だと思うんだけど、すると半年後には「好きなことなんかで生きていけない」って本が出るのかな?

「好きなことだけやって生きていく」という提案

角田 陽一郎/アスコム

これ系のタイトル、今すごく多いですね。ホリエモンとか心屋仁之介さんとか、他にも何冊も出ています。
他の本は読んだことないんですが、こちらは読んでみました。なんでこれを読もうと思ったかは謎。

で、要は、「好きなことだけやって生きていく」ためには、今まで興味がないとか嫌いだとか思っていたことも興味を持って面白がれるようにしていくことで、好きなことの範囲が広がるから、だれでも好きなことだけやって生きていけるようになる、という話でした。
ほー、そうきましたか。

好きなことをどうやって増やしていくか、そこからどんなアイディアの出し方をして、世の中にどう伝えていって仕事に繋げていくか、という話から、今、こういう本が売れているのは「好きでもないこと」を仕方なくやって生きている人が多いからだろうけど、今後は人間がやりたくもないような仕事はAIが発達して機械がやるようになる時代がくるのだから、自分の好きなことを広げて、創造して仕事につなげていける人でないと、これからの時代は生き残れないよ、と言う話で締めています。

好きなことだけやって生きていく っていうのも、甘くないんだね~。



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by vitablommor | 2017-09-11 10:00 | 本・CD・DVD | Comments(0)

夜更かし本

大泉洋を主役として「あてがき」したことで話題の小説『騙し絵の牙』
それだけだったらいくら洋ちゃんファンだって言ってもすぐには買わなかったとおもうのですが、作者があの『罪の声』の塩田武士さんだったので、早速買って読んでみました。

騙し絵の牙

塩田 武士/KADOKAWA

出版業界を舞台にしたお話で、頭の回転が早く、ウィットに富んだ話術で周囲を魅了する敏腕編集者の速水が、脳内で大泉洋の声と姿で喋り、笑い、悩み、歌い、、、実に生き生きと動き回ります。面白かったです。
10時すぎから読み始め、夜中の2時半までかかって一気に読了しました。

作者が塩田さんなので、どうしても前作『罪の声』と比べてしまって、前作の方が・・と言いたい気持ちもあるのですが、これはこれですごくよかったです。

本作にも書かれている通り、出版業界は今ネットの台頭で本を読む人が減ったり(この間も久しぶりに東京の地下鉄に乗ったら、老若男女問わず車両中のほとんどの人がスマホ見てました。見てなかったのは私ともう一人くらいしかいなかったな~。見慣れてないから、ちょっと気持ち悪い光景だなと思ってしまった)、電子書籍が出てきてで紙媒体の本や雑誌が売れなくなったり、色々と厳しい現実に直面しているようです。そういえばちょっと前の新聞でも、全国で書店が減り続けていて、書店が一個もない『書店ゼロ自治体』が、400以上あるのだと報じられていました。ほとんどは町や村らしいですが、中には市なのに書店ゼロなんてところも・・!市なのにー!

本屋さんの無い街・・・ツライ。。。

なので私も本はできるだけ地元の本屋さんで買うようにしています。
とはいえ取り寄せ1週間・・・とかなっちゃうと、amazonのお世話になってしまいますし、amazonが私の好みや興味を推察しておすすめしてくることで、へー、こんな本があるのか~・・・と初めて知ることもあるので(監視されとる!と思うと怖くもある。楽天も同様)、ネット書店に否定的なわけではないんですけどね。


でも最近雑誌は買わなくなりました。
オーバー40だけどハイクラスではなくて、超個性的でもなくて、丁寧な暮らしをしているわけでもなくて、特にナチュラル志向でもない人は何を読んだらいいのー???







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by vitablommor | 2017-09-07 10:15 | 本・CD・DVD | Comments(2)

そうは言いつつ

ミニマリストになりたいわけじゃない、と言いつつ、最近私が読んだ本がこんな感じ

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いえいえ、なんにもない家に住みたいわけじゃないよ。
でも、持ち物は自分が管理できる量だけ。そして持っているものが全部お気に入り。っていうのが、本来は誰にとっても快適なおうちの姿なんじゃないかと最近しみじみ思うわけです。

ゆるりまいさんの本は初めて読みましたが、あそこまで何にもない家になった原点が震災にあったと知って深く納得しました。
アフロの稲垣さんの超節電生活も、同じく東日本大震災の原発事故が発端。

あの震災から6年経って、原発が再稼働しだしたり、結局何の反省もなく震災前に戻っていこうとしているように感じていたけれど、実はあちこちでこんな風にじわりじわりと変わっていっているものも沢山あるのかも。

どちらの本も面白かったです。
稲垣さんのは前の2冊も読んでいたので重複する部分も少しありましたが、それでも十分に読みごたえがありました。それに、さすがに元朝日新聞論説委員だけあって、文章がとても読みやすい。こういう文章を私も書けるようになりたいです。


ちなみに奥に映っている本『ご本、出しときますね?』はBSジャパンで放送された、オードリー若林さんと作家さんとの対談番組を書籍化したものだそうです。面白かった。番組観たかったです。


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by vitablommor | 2017-07-20 10:48 | 本・CD・DVD | Comments(0)

世界は本当は広い

少し前の話になりますが、東大卒で美人で超有名大手広告代理店に就職したお嬢さんが、過労とパワハラが原因で自死してしまったニュースを知った時、「何で?」「辞めればよかったのに。他のどこでだってやっていけただろうに」と思った人は私以外にも大勢いたのではないかと思います。

美人で若くて頭が良くて友達もいて家族もいて、これから輝く人生が待っていただろうに。
色んな可能性があっただろうに。
あなたを愛していた人が、大勢いただろうに。

なんで?

と、思っていましたが、この本を読んだら「ああ、なるほど」と腑に落ちました。

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

汐街コナ/あさ出版

ブラック企業で働きすぎて、それまで全然そんな気なかったのに、あるとき帰宅途中の駅のホームでふと、
「今一歩踏み出せば、明日は会社に行かなくていい」( ᐛ )パアッ 
と思いついてしまって、うっかり死にかけた著者が、どうしてそうなるまでがんばりすぎちゃうのか、そこからどうやって抜け出したか、などの体験談を踏まえつつ、今、同じような状況にある人に「世界は本当は広いんです」「あなたの人生のハンドルはあなたが握っているのだから、行く道は自分で選べる」と訴える本でした。

私は会社員時代に過労で死にそうになったことはないですが(過労死ラインを越える残業時間の時もあったけど、何か月も続くことはなかったし)、そういえばコドモを産んで半年くらいの頃、ひどい過労状態だったことがありました。

とにかく寝てくれない子で、夜も寝ないし昼間も私が抱っこして立って歩いている時しか寝ないので、毎日2~3時間しか寝られない状態が何か月も続いて。初めての育児で慣れないことだらけだったし、母乳も与えていたので貧血気味だったし、実家は遠く、近くに頼れる友達もいなくて、でも自分が頑張らなきゃ、となんか無駄に頑張っていました。
母やお姑さんは電話で「部屋が汚くても死なないんだし、赤ちゃんが寝ているときに家事しようなんて思わなくていいから。一緒に寝て体力温存しなさいよ」って声をかけてくれたのですが、なんかその時は「そういうわけにはいかない」って思っちゃったんですよね。
ごはんの支度だってあるし、掃除も毎日しないといけない。とりあえず抱っこ意外で寝てくれないし、赤ちゃんと一緒に昼寝なんて無理!って思って、とにかくがむしゃらに頑張っていました。

で、そんな状態であるときふと、「子どもを殺して自分も死ねばラクになる」って思いついちゃったことがありました。
たしかお風呂に入っているときだったな~。
子どものお風呂だけは夫にやってもらっていて、それがすんでから私が一人でお風呂に入っていたのですが、お風呂場にいても子どもの泣き声が聞こえていつも気が気じゃなかったんですよね。今なら「別に死ぬわけじゃないし、泣かしとけ」って思うんですけどね。
その頃は24時間気が気じゃないと思っていた。私が気を抜くと大変なことになると思い込んでいた。・・・ので、もう嫌だラクになりたいと短絡的に思っちゃったんですね。

怖いのはその恐ろしい思い付きで、その時はなんだか光明が差したような気になったということです。
ああ、いいこと思いついた。くらいの気持ち。
この本の著者さんが、電車に飛び込めば明日は会社に行かなくていい!と思った時も「素晴らしいアイディアを思いついた」ような気になったと書いていましたがまさにそんな感じ。

私の場合は思いつきから5秒後くらいに
「あ、でも(死ぬのは)両方じゃなくていいんだ。どっちかでいいんだわ」と思いついて、
「そうすると私の方か~」
「となったらその後は子どもは誰が育てるのかな?」
「・・・・お姑さんかな?。お姑さんだな・・・」
「・・・・・」
「・・・それは、なんか悔しいな・・・」
「やっぱ私が育てる。生きる!」
と、メンタル上向きになったのですが、人間寝不足が続くと判断力がなんかおかしなことになるってことを体感した出来事でした。


まあその後は着々とダメ母さんとしての歩みを進めて今に至るわけですが。

真面目だったんだな。
自分が頑張らなきゃ、って抱え込もうとしていたんだな。

でも、俺がやらねば誰「か」やる んだよね、実は。
世の中の99%以上のことは。

困ったら「困っています」って言えばいいんだ。
できないことは「できませーん」でいいんだ。
仕事はほかに振っちゃえばいい。ダメでいい。頼りにならない人でいい。
何もできない自分でも、別に無価値になるわけじゃない。

真面目な人ほど、そこに気づかないか、気づいても「それはできない」って思いがちだけど、
絶対、死ぬよりはいいから!

そういう感じなので、今何かで頑張ってて、でも疲れていて、でも周りも頑張っているし、私が頑張らないと周りに迷惑がかかるし、って思って投げ出せないでいる人は、この本を読んでみることをお勧めします。
まわりにそういう感じの人がいる人も。接し方のヒントになると思います。



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by vitablommor | 2017-07-03 09:57 | 本・CD・DVD | Comments(0)

コサージュや布雑貨の製作、販売をしています。 


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