子どもの本 大人の本

十歳までに読んだ本で、今でも心に残るものってありますか?
一冊挙げるとしたら何?

十歳までに読んだ本

西 加奈子,益田 ミリ,棚橋 弘至,杏,ミムラ/ポプラ社


作家、ジャーナリスト、女優、プロレスラーなど、いろんなジャンルの人たち(といっても圧倒的に作家が多いけど)が、そんな話を書き綴ったのがこの本。
私も子どもの頃から本好きだったのですが、親に本を買ってもらったことはほとんどなくて、田舎育ちで町に大きな本屋さんもなかったので、子どもの頃読んだ本はほとんどが学校の図書室にあったものでした。
我が小学校図書室は本当に小さくて蔵書数も少なく、世界名作全集的な物はあったけれど、かの有名な『モモちゃんとアカネちゃん』も『大どろぼうホッツェンプロッツ』もなかったため、これらの名作を読んだことのないまま大人になりました。

そういえばこの本では紹介している人がいなかったけど、有名な『ナルニア国物語』も20歳越えて初めて読んだのだった。

恩田陸さんの『夜のピクニック』で、登場人物の一人が『ナルニア国』を高校になってから読んで、「これを小学生の時か、せめて中学の時に読んでいたら、この本は絶対に大事な本になって、今の自分を作る何かになっていたはずだった。タイミングを外して悔しい」って話をする場面があるのですが、そういう本ってありますよね。児童書でもなんでも、良書は何歳で読んでも良書だし、本はいつでもあってくれるものですが(絶版になるものもあるけど)、やっぱり子どもの頃にしかできない読み方、子どもならではの感じ方ってあるから、出会うべきタイミングでその子にとってちょうどよい本と巡り合えると言うのはとんでもなく幸福なことであろうと思います。

今の子どもはゲームがあったり習い事をいっぱいしていたりで、本に触れる機会が減っていたりするのかな?
もちろんゲームも習い事も全然悪くないですが、現実の生活が苦しくなった時に、本の世界があるってことを知っていると少し助けになると思うんだよなあ。またこれも引用になりますが『海街ダイアリー』に、子どもの頃学校でいじめられて、誰にも見つからないように地図にない場所に逃げたいと思ったという主人公のいとこのエピソードがあるんだけど、本の世界ってまさにその『地図にない場所』ではないかと思うのです。

「子どもに本を」っていう言葉には、どこか教育的配慮というか、国語教育の一環的な臭いが付いちゃってる気がするけれど、子どもと本の繋がり方ってそういう感じじゃない。ごはんがおいしくって食べるの止まらないみたいに、喉が渇いた時にごくごく水を飲むみたいに、浴びるように沢山の本を読めばいいのにと思う。その楽しさと幸福感を知っているから、役に立つとか立たないとかじゃなくて、こんな面白いものがあるんだよー!って、おいしいものをすすめるみたいな気持ちで、「子どもに本を」って言いたいなと思いますし、子どもと本に関わる人にはそういう気持ちでいてほしいな~と思います。



そして大人になって初めて分かる本もあるのよ。

ワカコ酒 1巻

新久千映/ノース・スターズ・ピクチャーズ


知らなかったけど、ドラマにもなっているんですね~。
お酒あんまり強くないんですが、仕事終わって一杯飲んで『ぷしゅー』って満足の吐息。たまらん。
今は女性の一人呑みも珍しくなくなってきているんでしょうね。落ち着けるお店で、自分のタイミングで好きなおつまみとともに『ぷしゅー』、憧れます。「誰も待っている人がいないと言うのは幸福の一つのパターン」だと、これもまた別の本に書いてあったなあ。。。


読書の秋。ですね。



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# by vitablommor | 2017-10-18 09:35 | 本・CD・DVD | Comments(0)

新作帽子、お店に並びました

先日ご紹介したblanca*オリジナルパターンの帽子Fio、キャスケット1点とベレーを生地違いサイズ違いで2点、三島のsoraさんに置かせていただいています。
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一番上のフェイクファー生地のベレーはMサイズ、真ん中のウールベレーと下のグレンチェックのキャスケットはLサイズとなっております。

soraさん、昨日納品に行ったら、店内にはR/2さんやRaraさんのお洋服が沢山並んでいました。
よろしければ素敵なお洋服と合わせて帽子もご試着くださいね♪

20日から若月陽子さんの展示会も開催されますので、そちらも是非。すごく繊細で、だけど力強い、素敵な木版画なんです。前回の作品展では、作品に添えられた文章も素晴らしくて感動しました。今回の展示も楽しみです。


それにしても先週から雨ばっかりですね~。もうそろそろカラリと乾いた秋の空が見たいなあ。


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# by vitablommor | 2017-10-17 08:40 | 帽子 | Comments(0)

サプール写真展

東京駅の大丸でやっていたサプール写真展に行ってきました。

連休で終了したかと思っていたのですが10日までやってることに当日の朝気が付いて、大急ぎで午前中に用事を済ませて、午後イチの新幹線に飛び乗りました。
田舎だけど新幹線なら1時間足らずで東京まで行けるこの環境、ありがたい!

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『サプール』、この間テレビでも特集していたのでご覧になった方も多いかと思います。
アフリカのコンゴで、月収(平均で3万円ほどだそう)の何倍もする高価なブランドスーツを身にまとい「服が汚れるから戦争しない」というシンプルな哲学を実践する超クールでおしゃれな紳士たち
最近の流行なのかと思いきや、90年ほど続く文化なのだそうです。驚きました。

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高級な衣装に身を包み、エレガントに決める彼らとその背景のミスマッチ!

初めてテレビで見た時、「なんでこの環境でそんなことにお金使ってるの?町の人から変な目で見られたりしないの?強盗に襲われないの?」とすごくびっくりしました。
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サプールがどうしてそんなにもファッションに力を入れるのか、とか、彼らの暮らすコンゴという国についてはいろんなサイトで書いてあるので興味のある方はそちらを見てください(私、力量不足でここで説明できません)。

彼らは内戦で傷ついた人々の憧れであり、平和の象徴的な役割をも果たしているようです。
街の人たちにも大人気なのだとか。
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「服が汚れるから戦争しない」「軍靴を響かせ行進するのではなく、ブランドスーツを身に纏い、軽やかにステップを踏む」
これをコンゴで実践しようとすることは、日本の私たちが想像できないくらい大変で重みのあることなんだろうなと思います。

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みんな姿勢がピッとしててかっこいい。


平和とおしゃれとユーモアと笑顔 そういう世界がいいね。やっぱりね。


見に行けてよかった。
感謝でいっぱいです。




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# by vitablommor | 2017-10-11 09:52 | おでかけ | Comments(0)

オリジナルパターン

例えばディズニーの『美女と野獣』なら、有名なイエロードレスよりもベルが村の生活で着ていたエプロンドレスが好き。
『ダウントンアビー』でも、貴族のお嬢様方の衣装よりも使用人たちの制服や休日着が好き。
『麗しのサブリナ』や『パリの恋人』でも、オードリーがジバンシイの華麗な衣装でぐっと垢抜ける前の、地味なジャンパースカートの方が好きです。

根っからの庶民気質?

お姫様みたいなドレスは、それはもちろん素敵だけれど、今の私の普通の生活とかけ離れすぎていてちょっとよくわからない感じなんだよなあ。
あのデザインにときめかない。いや、ときめくんだけれども。
実際にお店に並んでいたとしても、それを私が着たら、ドレスアップ以前に仮装になっちゃうでしょ?ということがもう身に沁みてわかるから、ついつい日常的に街で着られる形に近いものに目が行くんだと思います。

それは帽子に関しても同じで、古い時代を描いた映画なんか観ていても、貴夫人の美しい帽子よりも、労働者階級の男の人がかぶっている帽子に目が行きます(庶民の女性はあんまり帽子かぶってない印象)。
特に長年にわたって気になっているのが、靴磨きや新聞配達などで働く少年の帽子。クラウン部分が大きくふっくらとした丸いキャスケットなんだけれど、前つばのところで縫い合わさっているっぽいからハンチングの一種かもしれない。
この形の帽子は、大正~昭和初期の日本を描いたドラマでもよく男性がかぶっています(『マッサン』や『ごちそうさん』など朝ドラでもおなじみ。今期の『わろてんか』でも鈴木福くんが似た感じのものをかぶっていますね)。

これ、かわいいなあ・・・ってずっとずっと気になっていました。
これが作れるようになりたくて帽子教室に行ったと言っても過言ではないかも???
実際、帽子教室ではこの形に関して先生の指南を受けられる時間はなかったんですが、授業で教わった基本のノウハウと教科書と、何度かの試行錯誤で、思い描いた形のキャスケットを作ることができました。嬉しい!
初めてのblanca*オリジナルキャスケットです。
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本来ならつばとクラウン本体は縫い合わせた方が『らしい』のですが、これ、クラウンを横や後ろに倒しても違う表情がでて楽しいので、あえて縫い合わせずそのままにしました。

なぜあえてそうしたかっていうと、先述したとおり新聞配達少年の帽子を目指して試行錯誤の末に作ったのですが、こういう形の帽子、そのものずばり『ニュースボーイキャップ』と言うらしく、それってクラウン8枚接ぎなんですって(昨日検索して知りました。しかも現行の商品が結構あってびっくりした)。
私6枚接ぎで作っちゃったよΣ(ー▽ー;

6枚接ぎで作ろうと思ったのは、8枚接ぎよりカジュアル度が低くなる感じがしたからなんですよね。自分の中のイメージなんですが、接ぎの数が多いほどカジュアルになる感じがするのです。

カジュアル ← - ー ー - - ー ー ー ー → ドレッシー
10枚接ぎ  8枚接ぎ  6枚接ぎ  4枚接ぎ  接ぎなし(型入れ成形)

基本、女性(自分)がかぶることを想定しながら作るので、あんまりカジュアルすぎるものだと似合わないかなあ、と、少し女性らしいイメージにしたくて6枚接ぎにしたのです。
だったらもう、女性のためのキャスケットってことで、ニュースボーイから離れてもいいかな、と。そもそも6枚接ぎで作った時点で違っちゃってるしね~^^;
というわけで、つばとクラウンはあえて縫い合わせずに形を自由に遊べるようにしました。女性は自由が好きでしょ?(笑)ってことで。はい。

ちなみにクラウンを後ろに倒すとこんな感じになります↓
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この形、『Fio(フィオ)』と名づけました。自由にいきいきと街に生きる女の子のイメージです。

ブリムをつけずにベレーにしても可愛かったので、ベレーとキャスケットの2種類展開でこの秋いろんな生地で作る予定です。
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クラウンをいろんな方向に倒すことで表情が変わり、どなたにも似合うと思うので、ぜひお試しいただけると嬉しいです。





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# by vitablommor | 2017-10-06 15:07 | ひとりごと・日常 | Comments(0)

もふもふにして毛だらけ

既視感のある画像を今日も♪
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前記事と同じ形のベレーですが、もっふもふのボア(フェイクファー?)で作ってみました。
こんな生地が気持ちよくさわれるくらい涼しくなりましたよね~。すっかり秋です。


しかしこの生地、裁断時の抜け毛がすごくて部屋中毛だらけ!自分も毛だらけ!になります。
こういう生地を裁断するときは、鋏の先端を細かく動かして、土台の生地のみ切って毛足を切らないように気をつけないといけないんだそうですが、うーーーん、帽子の曲線カットはやっぱりロータリーカッターが便利で、ぐいぐい切ってしまいました。
結果、毛だらけ。

はあ~、もうこんな毛だらけになるの嫌!もう二度と作らん!と作業中は思ったのですが、出来上がるとちょっとかわいいので、次はロシア帽みたいなのを作ってみたいと思っております。
この温暖な静岡で、ニーズはあるだろうか・・・?



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# by vitablommor | 2017-10-03 09:39 | 帽子 | Comments(2)

コサージュや布雑貨の製作、販売をしています。 


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