2017年 03月 21日 ( 1 )

鎌倉本 (訂正あり)

おすすめされて、小川糸さんの『ツバキ文具店』を読んでみました。

ツバキ文具店

小川 糸/幻冬舎

小川糸さん、『食堂かたつむり』を以前読んだことがあります。
映画化されるなど評価の高い話題作でしたが、私にはあんまりピンとこなくて(ファンの方すみません、個人の感想です)、それ以来、小川糸さんの作品に触れることはありませんでした。

本作も『食堂かたつむり』も、自分をあまり愛してくれなかった(と本人は思っている)亡くなった祖母(『食堂・・』では母)に恨みやわだかまりを残しつつ、諸事情で実家に戻ってお店をオープンした主人公の女性が、自分の仕事でお客さんに幸せを提供していきながら、そのことで自分の生き方に自信をつけると同時に心の傷も癒されていき、また徐々に祖母(母)の内面(自分が愛されていたということも)を知っていくというお話。テーマとしてはほぼ同じと言えると思います。

でも『ツバキ文具店』は私にも面白かった。

どこが違うのかな~?と考えたのですが、それをつらつら書いてもなんだか『食堂・・』の方をディスってる感じになってしまうのでやめておきます。単なる好みの問題でもあると思うので。

そんなわけで以前の小川糸さん作品、なんだか合わなかった・・という人も、この本は面白いと思えるかもしれません。

舞台が鎌倉なのですが、たまたま少し前に鎌倉の街を歩いてきて、お話に出てくる『レンバイ』も『オクシロモン*』も見てきたところだったので、なんだか物語の臨場感が増して感じられました。
*『オクシモロン』ですよ~、と勘違いを訂正していただきました。『頑固もん』とかみたいな言葉かと思っていた^^;
オクシモロン(oxymoron)=撞着語法 「明るい闇」「賢明な愚者」みたいに意味の矛盾する語句を並べる修辞法 だそうです。

他にも美味しそうなお店がいくつも出てきたので、案外鎌倉案内本としても役に立つかも?




[PR]
by vitablommor | 2017-03-21 10:16 | 本・CD・DVD | Comments(2)

コサージュや布雑貨の製作、販売をしています。 


by vitablommor