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それは病気ではなく

実は昨年の秋ごろから、右手の小指に痛みを感じていました。

普通にしているときは平気なのですが、たとえば指を立ててシャンプーしたとき、あるいは壁などに軽く当たったとき、「いたたっ」と顔をしかめるくらいの痛みがありました。

でも、放っておいたらそのうち治るんじゃないかな?と思って、病院にも行かずに放置していました。
そのうちに体が慣れて、日常生活であまり小指を使わないようになったため、痛みを感じる機会は減っていきました。
それでもちょっとぶつけたりすると、「痛っ!」となるので、治ったわけではないことも理解はしていました。

春が近くなった頃、小指の第一関節は明らかに腫れて、ぼっこり盛り上がってきました。
「ああ、もう多分放っておいても治らないんだ」
そう思ったけれど、春先は仕事も忙しくて、病院に行くのを延ばし延ばしにしていました。

リウマチかもしれないな~。

うっすらそんな風に思いながら、ああ、リウマチだったらこの先色々と面倒だなあ・・・と、またしばらく病院に行くのを延ばし延ばし・・・^^;

ゴールデンウィークが明けて、ようやく病院に行ってきました。
リウマチも今はいい薬がたくさん出ていて、早めに治療すれば寛解までいくらしい、と聞いたし、いつまでももやもやしていても仕方がない。

整形外科に行って、レントゲンを撮りました。
そののち、診察室に呼ばれ、先生の口から出た言葉は

「すごく嫌なこと言わなきゃいけないんだけどね」

(ええーっ…Σ(´Д`lll ;)

「これは加齢・・つまり老化によるものです」
それは病気ではなく_a0213793_17471061.jpg
へバーデン結節という変形性関節炎でした。

40代以上の女性で、よく手を使う人に起こりやすい症状なのだとか。
第一関節のみが腫れること、レントゲンを撮ってみてと関節の軟骨がすり減っているのが確認されることが診断の決め手となるようでした。

治療法は特になく、痛みが出るようなら塗り薬や湿布で対応するのみ。
で、そのうちに第一関節は曲がらなくなるんだそうです。でも、そうなるころには痛みを感じなくなるんですって。
お年寄りで、手の関節が節くれだっている人をたまに見ますが、あれはつまりこれなんだそうです。

このへバーデン結節、男性にはほとんど起こらないんですって。
女性は手指が細いのと、家事などで手先を使う機会が多いせいで、軟骨がすり減りやすいそうです。
軟骨が・・っていうと膝を思い浮かべますが、指でもそんなことが起こるなんて驚きでした。

軟骨、大事ですねー。

病気じゃなくてよかったですが、やはり年を取るといろいろあります。
人間の体の耐用年数って、案外思っているより短いのかもしれません。
メンテナンスを怠っていると、あっと言う間にガタがくる。
無理しないで、体をいたわってやらなくちゃね~と、しみじみ思ったことでした。
みなさまも軟骨、お大事に。





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by vitablommor | 2016-05-13 22:17 | ひとりごと・日常 | Comments(0)

コサージュや布雑貨の製作、販売をしています。 


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